社会的起業、ソーシャル・アントレプレナーシップという言葉が流行り、
社会的セクターの存在感が増す中、政府の役割とは何なのか?

インターネット技術を使って社会起業家を支援するNPOを手掛けている
David Henderson氏は、政府の役割を軽視すべきではないと主張します。

Government in the Era of Social Entrepreneurship

…we should not abandon the traditional non-profit sector during the present social sector age of enlightenment, so too should we not ignore the tremendous power of (non-corrupted, non-bankrupted) governments to fund and bring to scale important social programs.

「私たちは社会セクターが勃興する現在という時代においても、伝統的な非営利セクタ
ー(政府)を見捨てるべきではないし、重要な社会活動の資金調達をし、拡大していく
上で、その強大な政府のパワーを無視すべきではない」

Here in the United States, most of the programs aimed at improving low-income neighborhoods are funded by the government, not private sources.

「アメリカでは、低所得者層への支援をしている人々はほとんど政府から資金援助を
受けている。」

In international development aid, private philanthropic contributions account for only about half of what governments contribute annually.

「国際開発援助において、私的な慈善団体の年間の援助は、政府の半分にも満たない」


こうして、Henderson氏は、政府と協力していくべきであると主張します。

この中で面白いのは、政府が他の社会セクターと同質のものとして語られ、
単純に「規模が大きい社会的セクター」として描かれている点です。
かつて、政府は他の私的団体とは質的に異なる、権威的で神聖な存在でした。
その権威性が徐々に失われてきているように感じます。

社会的セクターがますます力をつけてきている中で、
仮に政府と同じ規模間の援助を成し遂げられるようになったとき、
政府は他の社会的セクターよりも力を喪失していくのでしょうか。

21世紀はこれまでの常識が大きく変わりつつある時代のように感じています。

sustainable japan

電力・エネルギー等サステナビリティに関する最新トピックスは、Sustainable Japanに掲載しています。御覧ください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">